【もうすぐバレンタイン】チョコレートの楽しみ方

来月14日はバレンタインデー。
日本では女性から男性へチョコレートを贈るのが一般的とされていますが、
最近では、自分へのご褒美に、友達になど多様化されているようです。

バレンタインの起源

ローマ帝国時代のはじめ、テルニに駐屯していたローマ軍兵士サビノは、キリスト教徒の娘セラピアと恋に落ちます。
しかし、当時のローマ軍人は、権力に反するという理由でキリスト教を信じることを禁じられており、
結婚はかなわぬものとされていました。
それでもふたりの愛は深く、サビノは掟を破り聖バレンチノ教会で司教の洗礼を受け、セラピアと結ばれます。

ところが直後にセラピアが不治の病に冒され、
希望を失ったサビノは「どうか一緒に神に召されますように」と司教に願いを請います。
その願いは司教の祈りでかなえられ、ふたりは共に天国に旅立ったと伝えられています。

その後、聖バレンチノ司教は、ローマ帝国の迫害を受けながらも恋人たちを次々と結婚させますが、
273年ついに反逆罪で処刑されてしまいます。
テルニの人々は、この愛の聖人の命日である2月14日を「愛の日」として定め、花やチョコレートを贈り合うことで、
司教への感謝の念を表すことにしたのです。バレンタインデーは、こうして誕生しました。

出典:モロゾフ

日本で初めてバレンタインデーのスタイルを紹介したモロゾフ

1931年、神戸トアロードのチョコレートショップからスタートしたモロゾフ。
日本ではまだチョコレートそのものが珍しかった時代に、
本物のおいしさにこだわった高級チョコレートを世に送り出しました。
芸術品のようなボックスに眠る美しいチョコレートは、当時の人々にとって、
ドレスや宝石といった贅沢品と同じように、心ときめくあこがれの存在でした。
翌1932年、モロゾフは日本で初めて〝バレンタインデーにチョコレートを贈る〟というスタイルを紹介。
「欧米では2月14日に愛する人に贈りものをする」という習慣を米国人の友人から聞き知った創業者が、
この素晴らしい贈りもの文化を日本でも広めたいと考えたことがきっかけでした。

出典:モロゾフ

カカオの品種

現在では多品種のカカオが発見されていますが、カカオ豆の品種は大きく分けてクリオロトリニタリオフォラステロの3種です。

クリオロ
【特徴】卓越した香りを持つ品種。繊細な植物で、栽培が難しく、収穫も遅いので生産性が低い。
【市場に占める割合】希少種、市場占有率は1%未満
【味・香り】甘味がありまろやか。ナッツやクリームのような旨味。花やフルーツはほんのり香る
【主な産地】中南米

トリニタリオ
【特徴】フォラステロとクリオロの交配種。クリオロの芳醇な香りと、フォラステロの丈夫さ、高い収穫性を併せ持つ。遺伝学者JFポンドによって確認されているだけでも100種類ほどある。
【市場に占める割合】品種自体は無数に存在するが、市場占有率は8%前後
【味・香り】フルーツ、ハーブ感がしっかりしたもの。ナッツのような香ばしさのあるものなど品種によって様々
【主な産地】東南アジア

フォラステロ
【特徴】酸味・苦味・収斂性が強いため味や香りの品質は低いが、病気に強く、生産性も高い品種。その耐性が大量生産向きであるとして、企業により積極的に栽培が推奨され現在世界で生産されているほとんどがこの品種。
【市場に占める割合】市場占有率80%以上、先物取引で対象となる品種
【味・香り】苦味・酸味・渋味がしっかり。ココアパウダー、スパイスのような香り
【主な産地】アフリカ

出典:カカオ研究所

人気が定着しつつあるビーントゥバー

ビーントゥバー(Bean to Bar)とは、カカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行うことを言います。
日本にも、ビーントゥバーのチョコレート専門店がありますが、中でも知名度が高いのが蔵前の「ダンデライオン」。
こちらは、店舗でカカオ豆の発酵・焙煎からチョコレートになるまで製造しています。
2階にはカフェがあり、チョコレートのスイーツやドリンクを楽しむことができます。

また、大手の明治製菓からもカカオの産地・含有量ごとに楽しめるビーントゥバー「THE Chocolate」が販売されています。
パッケージデザインも素敵です。

ダンデライオン(Dandelion)
ファクトリー&カフェ蔵前
所在地:東京都台東区蔵前4-14-6
営業時間:11:00 – 18:00
※季節などにより変更の可能性があります。

meiji THE Chocolate

チョコレートと飲み物のマリアージュ

カカオ本来の味や香りを楽しめるビーントゥバーを、お好きな飲み物とのマリアージュで楽しむのもおすすめです。
コーヒー、お茶(紅茶、日本茶、中国茶)、お酒(ワイン、日本酒、ウイスキー、ビール)など、大人のスイーツタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

まとめ
バレンタインの起源や、品種、ビーントゥバーについてご紹介しました。
今年のバレンタインは、自宅でマリアージュを楽しんでみてはいかがでしょうか。