【おいしいけどやめられない】健康を害する脂質〜トランス脂肪酸〜

体に悪い油といえばトランス脂肪酸
菓子パンやスイーツなど、コンビニで売られている商品にはトランス脂肪酸が含まれているものがたくさんあります。
とりすぎると動脈硬化を起こしやすくなると言われています。
毎日の生活で、これらを全てやめることは難しいですが、とりすぎないように注意しておくことは大切です。

トランス脂肪酸を含むマーガリン

マーガリントランス脂肪酸を含む食品。
飽和脂肪酸を多く含む動物油であるバターの代わりに、肥満や動脈硬化を気にする人が食べているマーガリン。
マーガリンは材料は植物油であっても、人為的に水素を加えて化学変化をさせたトランス型といわれる脂肪酸です。
この人工的なマーガリンの分子は、プラスチックの分子構造に似ているのだそうです。
だから、マーガリンはプラスチックとよばれることがあるのですね。

マーガリンのほかにトランス脂肪酸を含む油脂は、コーヒーフレッシュやアイスクリーム、カレールー、マヨネーズなどがあげられます。

ショートニングもトランス脂肪酸

ショートニングは、マーガリンから水分と添加物を覗いて純度を高めた油脂にしたものです。
このショートニングの使用例は広範囲にわたります。
ほとんどの食パンや菓子パン、ケーキ、ドーナツ、クッキー、スナック菓子などに使用されています。
袋に表示してある成分表に記載されています。
サクサクやフワフワの食感はショートニングによるものなのです。
また、ポテトチップスやフライドポテトなども該当します。

ちなみに先日ご紹介した、神楽坂の「ドーナツもり」さんのドーナツは、トランス脂肪酸が含まれない油を使用した体にやさしいドーナツです。

【土日限定★神楽坂の体にやさしいドーナツやさん】ドーナツもり

トランス脂肪酸が体内に入るとどうなるのか

人間の体は、この人工的なトランス脂肪酸を代謝するのには適していないので、体内に蓄積しやすいという問題が起こります。
蓄積が進むと、悪玉のLDLコレステロール値を高め、善玉のHDLコレステロール値を下げます
これが動脈硬化の引き金になって、心臓病や脳卒中の原因になるといわれています。

避けられないけど、とりすぎに気をつけることが大切

日常生活にこれだけ浸透しているトランス脂肪酸。
近年では、企業のサステナビリティ(持続可能性)の視点を取り入れた経営が見直され、できるだけ体にやさしい成分を使用するよう改善されているようですが、
全く避けるということはむしろ難しいのかと思いますし、我慢するとストレスにもつながります。

たしかに、トランス脂肪酸を含む商品は食欲をそそるものが多いです。
自分へのご褒美として適度に取り入れ、とりすぎないように意識することが大切です。

まとめ

体によくない油として知られるトランス脂肪酸。
菓子パンやスイーツ、スナック菓子など、私たちの身近な加工品にも含まれています。
これらを全て断つことは至難の技ですし、我慢すればストレスにもつながります。
日々、とりすぎに注意しながら、バランス良く取り入れていくように気をつけていくことが必要です。