【桜だけじゃない】東京 千鳥ヶ淵を彩る花たち

千鳥ヶ淵(ちどりがふち)は、靖国通りから北の丸公園に沿った江戸城の濠。
日本有数の桜の名所として知られています。
ボート場があり、水面から桜を眺められます。
下から見上げる桜も新鮮なんでしょうね。

桜の名所 千鳥ヶ淵

「千鳥ヶ淵」は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑入口から靖国通りまでの約700mの範囲を指します。
旧江戸城の内堀だった場所。
名前の由来は「堀がチドリの羽根を広げた形に似ているから」と言われています。

皇居外苑西側に位置する濠(ほり)で、江戸城拡張の際に川をせき止めて築造されました。
名前の由来は渡り鳥の千鳥。
形状が似ているからだとされています。
水深は1mほどで、コイやハゼ、ザリガニ、トンボなどが共生しています。

千鳥ヶ淵交差点の右手には全長約700mの千鳥ヶ淵緑道とボート乗り場が、左手の半蔵濠沿いには千鳥ヶ淵公園が整備されています。
ソメイヨシノやオオシマザクラ、ヤマザクラといった桜の名所として知られ、お花見シーズンは多くの人でにぎわいます。

圧巻のソメイヨシノ

千鳥ヶ淵のソメイヨシノは、濠に向かって咲き誇る独特の迫力があります。
ボートに乗って見上げて愛でる桜はさぞかしきれいなんでしょうね。
いつか乗ってみたいものです。

菜の花にハナダイコン、クリスマスローズも

春の千鳥ヶ淵の見どころは桜だけではありません。
黄色の菜の花、紫のハナダイコン、アンティークピンクのクリスマスローズや、オレンジのフリージアなど、色とりどりの花が咲き誇っています。

ハナダイコンの紫は、目が覚めるように鮮やかです。

桜のピンクもいいけれど、クリスマスローズの、少しくすんだアンティーク調のピンクも素敵です。
それにしても、春に咲くのにどうしてクリスマスローズっていうのでしょう。
そして、いつも下を向いているのが少し残念。
観るたびに、シャイなお花だなぁと思ってしまいます。

菜の花の黄色と、フリージアのオレンジが眩しい。
元気をもらえます。

まとめ

千鳥ヶ淵のソメイヨシノはやっぱり美しいです。
そんなソメイヨシノを引き立てるように、菜の花やフリージア、ハナダイコンやクリスマスローズが咲き誇ります。
個性あふれる自然の美しさに圧倒されます。