【第4のワイン?】オレンジワインと料理の相性
近年、よく耳にする「オレンジワイン」。
ワイン売り場でも見かけるようになりました。
オレンジワインとは、ひと言でいうならば「白ブドウの赤ワイン仕立て」。
タンニンなど多くの要素を含み、複雑な味わいがあり、赤ワイン寄りから白ワイン寄りまで、スタイルは多彩。
オレンジ的な酸、旨味、スパイシーさ、苦味など特有の個性を意識し、エスニックや和食との相性もよいといわれています。
赤、白、ロゼに続く第4のカテゴリーとして認知されたオレンジワインとはどんなワインなのでしょうか?
目次
オレンジワインとは?
オレンジワインをひとことで言うならば、白ブドウを赤ワインの製法で作ったワインです。
通常、白ワインはブドウをプレスし果汁のみを発酵しますが、皮や種とともに発酵することでその成分が抽出され、オレンジがかった色調のワインができるのです。
いち早くこの手法を確立したのは、ワイン発祥の地といわれるジョージアと、イタリアのフリウリ地方です。
今では、フリウリ以外のイタリア、フランス、スペイン、アメリカ、チリ、日本など世界各国で作られています。
オレンジワインは料理との相性がよい
オレンジワインは、白ブドウを赤ワインの製法で作っているため、白ワインより厚みがあり、さらにオレンジ的な酸、旨味、スパイシーさ、ほど苦さなど特有の個性を持ったワイン。
産地や品種によって白ワイン寄りから赤ワイン寄りまで、振り幅の広いワインです。
ハーブやスパイスを利かせたエスニック料理や、味噌、しょうゆ、漬物など日本の発酵食材と相性の良いワインも多いといわれています。
飲む際には、冷やし過ぎには注意。タンニンや苦味が強くなり、せっかくの旨味が沈んでしまいます。
和食には白ワイン寄りのオレンジワイン
ダシのような旨味を含むオレンジワインは、家庭料理とも合わせやすいため、家飲みにもぴったりです。
発酵食材を使用する和食とともにおもてなししてみるのもよさそうです。
繊細な和食には、白ワイン寄りのオレンジワインがおすすめです。
エスニック料理には赤ワイン寄りのオレンジワイン
一方で、エネルギッシュな味わいが魅力のエスニック料理には、赤ワイン寄りのオレンジワインが合います。
個性豊かな食材や調味料をオレンジワインがうまくつないでくれるのです。
まとめ
第4のワインといわれるオレンジワイン。
まだ取り扱っている種類は少ないですが、ワイン売り場でもよく見かけるようになりました。
カルディやカクヤスでもリーズナブルなオレンジワインが売られています。
白ブドウを赤ワインの製法で作ったオレンジワインは、産地や品種もさまざまあり、白ワイン寄りから赤ワイン寄りまで幅広い個性があります。
繊細な和食から力強いエスニックまで合わせられるフードフレンドリーなオレンジワイン。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
参考図書:Winart No95 「特集 第4の新ジャンル!オレンジワイン」