【自然と一体化できる空間】建築家 安藤忠雄氏の「光の教会」

元プロボクサー、独学で建築を学ぶ―という異色の経歴で知られる建築家 安藤忠雄氏。
個人の狭小住宅から公共施設まで幅広く手がけています。
その中でも、大阪の郊外にある「光の教会」は、自然と一体化した美しい建築物です。

2017年、「光の教会」が国立新美術館にやってきた

2017年、国立新美術館開館10周年を記念して開催された「安藤忠雄展―挑戦―」。
以下、6つのセクションに分かれ、安藤氏の模型やスケッチ、ドローイングなど、
総計200点余りの貴重な設計資料が展示されました。

  • 原点/住まい
  • 余白の空間
  • 場所を読む
  • あるものを生かしてないものをつくる
  • 育てる

なかでも見どころは、代表作「光の教会」。
大阪の郊外にある実物が原寸大で野外展示場に再現されました。

物質それ自体や形式ではなく、
記憶として人々の心の中で永遠に生き続ける建築をつくりたい
徹底したモノを削ぎ落した無地のキャンバスのような建築
そこに光や風といった自然の断片が引き込まれたときに生まれる空気
その生命力に人間の魂に訴える力を期待するのです。

引用:安藤忠雄展

自然の風や光がふり注ぐ教会の中に立っていると、
自分自身もそれらと一体化したような心地よさを感じました。

東京の表参道ヒルズもクリスマスの装い

安藤氏の代表作のひとつでもある「表参道ヒルズ」。
歴史ある表参道の景観と環境との調和を第一に考え設計されました。

現在はクリスマスツリーが飾られ華やかな装いです。

まとめ
世界的建築家のひとりである安藤忠雄氏の建築物をご紹介しました。
世界中を旅しながら、独学で建築を学んだ安藤氏の作品。
どのような思いで設計されたのかを感じながら、作品を巡ってみてはいかがでしょうか。