【いなり寿司と細巻きの組み合わせ】行楽のお供 助六寿司

3/20は春分の日です。
お散歩がてら市ヶ谷方面へ。
靖国通り沿いの桜が少しずつ咲き始めていました。
今年は、混雑する場所でのお花見はできませんが、蜜を避けて行楽を楽しみたいです。
そんな行楽のお供に欠かせないのが、お弁当。
いなり寿司と細巻きの入った折詰の助六寿司は、一口サイズで食べやすく、春の行楽にぴったりのお弁当です。

江戸時代に生まれた助六寿司

助六寿司(すけろくずし)とは、いなり寿司と細巻きの入った折詰。
いなり寿司巻き寿司の詰め合わせのことを「助六」と呼ぶようになったのは江戸時代中期からです。
歌舞伎の演目の助六所録江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)の通称で、主人公の名前でもある助六に由来します。
助六の愛人は吉原の花魁(おいらん)で、その名を揚巻(あげまき)といいました。
揚巻の「揚」を油揚げの「いなり寿司」、「巻き」を海苔で巻いた「巻き寿司」になぞらえて、この2つを詰め合わせたものを助六寿司と呼ぶようになりました。

一説には、助六が紫のはちまきを頭に巻くことから、巻き寿司に見立て、揚巻をいなり寿司に見立てたともいわれています。

「揚巻寿司」ではなく「助六寿司」となった由来は、江戸っ子らしい洒落であえて助六の名を使ったという説や、この演目の幕間に出される弁当であったからという説もありますが、単に、演目の「助六」からそう呼ばれるようになったなど、諸説あります。

東京 市ヶ谷に移転した八千穂寿司

八千穂寿司(やちほすし)は、神田志乃多寿司(しのだずし)で修行した先代が昭和47年、巣鴨に店を開いたのが始まりです。
長らく東京の巣鴨で営業されていましたが、2020年秋に市ヶ谷に移転されました。
JR市ヶ谷駅から徒歩6分ほどのところにあります。
駅を出て、靖国通り沿いを靖国神社方面へ向かい、あられの老舗「さかぐち」の先を左に曲がった一口坂沿いにあります。
ちょっと目立たないところにありますが、近くには桜の名所がたくさんあります。
老舗の志乃多寿司で修行されただけあり、甘辛の江戸前いなりと、さっぱり食べられる細巻きが絶品です。
細巻きは、かんぴょう、お新香、きゅうりがあります。
個人的には、お新香(たくあん)の塩気とパリパリした食感が好みです。
ちなみに、お店では「助六寿司」とは呼ばずに「いなり、のり巻詰め合わせ」とそのままの名称でした。
注文をしてから、奥の厨房で作ってくださいます。

まとめ

行楽シーズンに食べたくなるいなり寿司と細巻きの「助六寿司」。
歌舞伎俳優とその愛人からなぞらえて呼ばれるようになったなんて、粋な話ですね。
一口サイズで食べやすく、行楽弁当に手作りしてみるのもよさそうです。

八千穂寿司
東京都千代田区九段北4-3-28

 関連記事↓(韓国の海苔巻キンパの記事を投稿しています)

【ホームパーティーにおすすめ①】韓国海苔巻き「キンパ」