【衣はガリッ、中はジューシー】坂田阿希子さんのフライドチキン
料理研究家として、洋食店のシェフオーナーとして活躍されている坂田阿希子さん。
坂田さんが作る本場のフライドチキンが、「きょうの料理」で紹介されていました。
アメリカ南部で食べられている本場のフライドチキンは、衣はガリッ、中はジューシーな仕上がり。
レモン牛乳でマリネした骨付きモモ肉を、コーングリッツを混ぜた衣で揚げるのがポイントです。
目次
坂田さんのフライドチキン
坂田さんがオーナーシェフを務める洋食店「KUCHIBUE」の人気メニューのフライドチキン。
アメリカ南部で食べられている本場のレシピで、坂田さんが現地の数々のお店で食べ歩いて、その味を再現したのだとか。
家庭で作れる坂田さんのフライドチキン
そんな坂田さんの秘伝のフライドチキンを、自宅でも作れるレシピがきょうの料理で紹介されていました。
きょうの料理:坂田阿希子さんのフライドチキン
フライドチキンは、たくさんのレシピがありますが、アメリカ南部式の坂田さんのレシピは独特です。
ポイント1:レモン牛乳で骨付き鶏モモ肉を一晩マリネ
まず、骨付き鶏モモ肉をマリネします。
マリネ液は、なんとレモン牛乳。
牛乳にレモン汁を加え、30分ほどおくとモロモロとしたヨーグルト状になります。
本場のアメリカでは「バターミルク」を使用します。
バターミルクは、牛乳からバターを作るときに分離した水分のことで、アメリカでは様々な料理に使われるのだそうです。
そのバターミルクの代用としてレモン牛乳を使用するのが坂田さんのレシピです。
そしてさらにこのレモン牛乳に味をつけていきます。
ニンニク、パプリカパウダー、塩、コショウを加え、ホットペッパーソース(タバスコ)を大さじ1〜1.5ほど投入します。
坂田さんいわく、ホットペッパーソースは多めに入れても辛くはならずに、唐辛子の旨味だけが残るのだそうです。
そして、ジッパー付きの袋に入れた骨付き鶏モモ肉に、マリネ液を加え、冷蔵庫で一晩マリネします。
ポイント2:衣は小麦粉とコーングリッツを1:1.5の割合で
続いて衣作り。
衣に使用する粉が、小麦粉とコーングリッツ。
コーングリッツは、トウモロコシからとれる粉で、ザクザクとした食感が特徴です。
イングリッシュマフィンなどに使われます。
ポイント3:揚げ油には、ラードを加えて
一晩マリネした骨付き鶏モモ肉を、卵液にくぐらせ、衣(小麦粉+コーングリッツ+塩)をまとわせます。
そして、いよいよ揚げる工程へ。
揚げ油には、適量のサラダオイルをフライパンに投入し、そこにラード(サラダオイルの1/2〜1/3)を加えます。
170度に熱したら、衣をまとわせた骨付き鶏モモ肉を入れて、約15分揚げていきます。
衣がキツネ色になったら出来上がり。
まとめ
坂田さんのフライドチキン、いかがでしたでしょうか。
マリネ液に使用するバターミルクをレモン牛乳で代用したり、ホットペッパーソースをたっぷり加えたり。
そして、衣にはコーングリッツを混ぜて、ラードを入れた揚げ油でじっくり揚げれば、外はガリッとして中はジューシーなフライドチキンに。
本場の味に少しでも近づけようと、紆余曲折し、試行錯誤を重ねながら編みだしたレシピなのだそうです。
他のレシピとは一線を画する坂田さんならではの食への探究心が感じられます。
坂田さんご自身も、「ほんとは教えたくない」と言っていた秘伝のレシピをぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ビールやスパークリングワインにも間違いなく合いますね。
関連記事↓(坂田さんのお店「KUCHIBUE」を紹介しています)
関連記事↓(坂田さんの料理本「泡つまみ」を紹介しています)